カテゴリ:生活や行事の様子
にかめっこ探検隊

とうきょうすくわくプログラムの活動として

プロ・ナチュラリストの佐々木洋先生が

第二亀戸幼稚園に来てくださいました。

 

佐々木先生は「よるのようちえん」という絵本を始め

自然に関するたくさんの著書をお持ちです。

また、Eテレ「モリゾー・キッコロ森へいこうよ!」など

いろいろな番組への出演や、講演会や研修会を通して

自然の不思議さや面白さ、素晴らしさを教えてくださる

素敵な先生です。

 

最初はばら組のこどもたちと、探検に出発しました。

早速、自転車置き場でアリに出会いました

小さいアリ、大きいアリ、体の大きさは様々です。

すると・・・・

「アリは小さくてもみんな大人のアリなんだよ」

「今、みんなが見ているアリは、みんな女の子なんだよ」

とお話をしていただきました。

働きアリは、みんなメスだそうです!

 

次に出会ったのは、園庭にたくさん飛んでいる

オレンジの体のトンボたち。

毎日捕まえたくて、虫網を持って追いかけている

みんなの憧れのトンボです。

「このトンボはウスバキトンボと言って

外国から飛んできたトンボなんだよ」

「残念ながら、ずっと飛んでいるトンボだから

指を出してもとまってくれないんだよ」

と教えていただきました。

早速、みんなで指を出して試してみます

残念ながら、やっぱりとまってはくれませんでした・・・

ところが、園庭には他のトンボも遊びに来ていると

先生に紹介していただきました!!

「アオモンイトトンボ」という青い体の小さなトンボです。

探検中にも、何度も出会うことがあり

「こんなにアオモンイトトンボが遊びにくる幼稚園は

第二亀戸幼稚園だけかもしれないよ!」

と佐々木先生も驚いていらっしゃいました。

 

他にもオシロイバナが昼間は寝ていることや

ロケットみたいに早く飛ぶ セセリチョウ

大きな体の メスのショウリョウバッタ

薄紫の小さな シジミチョウ

そして家を守ってくれると言われる ヤモリ

にも出会い、ばら組の探検は大成功でした!!

 

 

続いてゆり組の探検隊が出発しました。

先ずは、ばら組探検隊が見つけたヤモリを見せてもらうと

「ワニみたいな顔してるね」

「手の指が丸くなってる、かわいいね」など

じっくり見て、思ったことを伝え合っていました。

 

「ヤモリの指は吸盤みたいにくっつくから

壁やガラス窓を登っていくことができるんだよ」

「ヤモリを持つ時にはシッポは持たないでね

シッポがとれてしまうことがあるんだよ。

また生えてくるけど、切れてない方がいいよね」

と教えてくださいました。

 

セミの抜け殻を洋服にくっつけてみたり

 

ばら組探検隊と同じようにたくさんの

生き物と出会い、驚いたり、喜んだり

とても楽しい時間を過ごしました。

 

ゆり組探検隊の時に大発見をしたことがありました。

園庭でたくさん出会える青い体の「アオモンイトトンボ」

佐々木先生が、畑の近くで捕まえた

「アオモンイトトンボ」を見せてくれました。

みんなでじっくり観察すると・・・・

 

「体が青くないね」「さっきのとは違うね」

と体の色が違うことに気付いたこどもたち。

「このアオモンイトトンボはね、羽化したばかりなんだよ」

「トンボの赤ちゃんはヤゴっていって、

水の中で生まれて大きくなるんだよ。

大人になる時に水草に掴まって、出てくることを羽化って言うんだよ」

「つまりこのトンボは大人になったばっかりだから

体の色が赤っぽい、茶色なんだね」

「羽化したばかりのトンボが遊びに来るってことは

もしかしたら小学校の池で生まれて育っているのかもしれないね」

と教えてくれました。

今度、にかめっこたいむで校庭に行った時には

池の中をのぞいてみようと思います。

 

 

あっという間に探検が終わり

最後はみんなでゆり組に集まって

佐々木先生に聞いてみたいことを伺いました。

「どうしたらトンボが捕まえられますか」

「どうしてダンゴムシは丸くなるのですか」

「バッタは何を食べますか」など

いつも感じたり、考えたりしていることを

真剣に質問している姿がありました。

本園のこどもたちは、毎日園庭で繰り返し虫取りを楽しんでいます。

自分が興味をもったことに、じっくりと関わる時間や

関わるために必要な道具や場所が常にあること

そして一緒に虫捕りをする仲間や教師などの存在が

一人一人のこどもたちの体験を豊かにしています。

 

とうきょうすくわくプログラムは全ての幼児の

「伸びる・育つ(すくすく)」と

「好奇心・探究心(わくわく)」を応援するプログラムです。

毎日幼稚園でワクワク、ドキドキしながら

自分がやってみたいことに夢中になって取り組む本園のこどもたち。

佐々木先生と一緒に虫や花を発見したり

お話を聞いたりする機会を通して

より遊びや体験を豊かにすることができるのではないかと考え

講師をお願いしました。

どんな質問にも丁寧に応えてくださる佐々木先生のことを

こどもたちは大好きになりました。

 

次回は、親子遠足の時にいらしてくださることになっています。

亀戸中央公園で、こどもたちと一緒にどんな探検ができるか

保護者の皆様も楽しみにしていてください。

 

最後に佐々木先生からプレゼントをいただきました。

鳥の羽だそうです。

何の鳥だか、分かりますか?

 

大きさは、4cmくらい

すぐ近くで出会える鳥ですが

最近は数が減ってきているそうです。

お子さんと一緒に考えてみてください!

 

実物をご覧になりたい方、正解を知りたい方は

副園長にお声かけください!!

お待ちしています!

公開日:2024年09月27日 15:00:00
更新日:2024年10月04日 13:31:40